ノリのこと

前の大学を辞めた理由をよく聞かれて、よく考えるんだけどあまり分からない。無理だ!と思ったから辞めただけで、その後世界一周の旅を経て中央線のドアで宣伝される自己啓発本などを書いたわけでもないし病床に伏せっていたわけでもないし何かしたわけでも何もしなかったわけでもなく、1年経て偏差値をガンさげて職業訓練校に入学しただけでめちゃくちゃ面白いな。って言ってみたけど別に特に面白さはないな。ふらふらっとした人間。という感じ。中退理由も一身上の都合、で通ったし。敢えて言うならノリが合わなかった。でもそんなのめっちゃ現代の若者。価値観が合わなかった。それ親の離婚理由。未来が見えなかった。それ元彼との破局理由。つまんな。ノリが合わなかったんです。ノリ、という幅広い語彙。例えば部活サークルの飲み会での乾杯。席を立って先輩にグラスを杯に行くのが同期の普通だったけど私はぽつねんとしてた。その時間が苦手すぎてトイレ行くふりして外で不思議ネット見てたこともあるぐらい。飲み会で酔った先輩たちの絡みを笑いながら動画に撮ってる同期の中どうしたらいいか分からなくて外見てたり あとは途中ですっと帰ったことすらある。ジャズは魂だ心だってそれを曖昧に濁して聞き流しちゃったり。私はソロも耳コピでやるんでいいですって一人だけのポジションをつくっちゃったり。それが全部、まああの子なら許されるよねっていう立ち位置を作り出したかといえばなんか噛み合わないなあと私が思っているせいで余計に浮き彫りになったり。集団が苦手なのかといえばそんなこともなくて、集団内のルールというか雰囲気の決まりというかそういうものを意識することなく楽しめることの方が多い。ノリが合わない、のノリって、なんとなく嫌い。ってことなんだろうな。それなんとなく嫌いです。

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もっとうまくやりなさいよって言うし思うのだけれど、嫌いだからね、しょうがない。流されて生きようね。