ぼくのなつやすみ

留学にも行かなかったし花火大会にも海にもどこかに旅行にもまとまった帰省にも、かといって何かに打ち込んだりもしなかった。それを勿体無いとも思わないので勝ち。勝ちだけれど有意義かと言われたらそんなことは全くないです。

彼氏と会う以外はコンビニに1日2回行くだけの生活なので、ベッドに寝転びすぎて腰が痛い。

 

唯一の変化はモデルのバイトを始めたことぐらい。主に撮影会のモデルなんだけれど、個々でtwitterをやって集客を自分でしなきゃいけない。twitter毎日更新してください。はい。風俗と同じシステムじゃんなどと思った。〇〇(活動名)さん、ネガティヴなことは書き込まないでください、自分を売る場所なんですから。ネガティヴっぽいやつは運営で全部消させてもらいました。すみません。でも私なんてネガティヴなことしか言わないんですよ。ポジティブで明るくて時々落ち込むけどへこたれずにちょっと抜けてるキャラ設定なんてしてしまったら一気に画一的。それともそれを本来の個性として持ち合わせる人間しかモデルには向いていないのか?おはようとおやすみとライオンぐらいしか言うことがなくなってしまった。モデルなんて自己顕示欲の最たるものだというのにこれじゃあまた真逆なんだよなあ。近々やめよ。

 

東京が大嫌い。だと気付いた夏だった。東京のどこが、というよりそのものが受け付けられないのだと。きっと私は秩序のあるものが苦手なんだろうな。かと思えば向上心の隣に無頼派が居たり、クリエイティブの隣に廃ビルが建って居たり、こんな街はもううんざりですよ。つまり東京っていうのは中高大学生が青春するための舞台だったりフリーターが夢を追いかけるステージだったり洗練された事物が集まる広場だったりつまり何かのための何かであって、それは極めて人為的であるからもう人が住む場所ではないんです。何かを手に入れたい時に、中央線に乗って行く場所なんです。だからぼくは東京が嫌いです。上京の末夢破れ、なんて経緯もないにも関わらず、目を閉じて実家を思い出すだけで泣いてしまうのです。