みんなへ

 

高校時代、苦しくてたまらなかった

早く全部終わればいいのにと思ってた

これから先があるなんて思ってもいなかったから、今が嫌だった

適合できないのは自分が悪いと思っていたし、もっと適合していない人をみて安心したりしてたんだ

いつも僕は正しくないんだなと思ってたよ

そんな3年間だった

 

東京に出てきて4、5年経って、やっといまこれは人生だなあという感じがするんだ

例によって僕の友達たちは世界から日本全国まで散り散りに散ってしまってなかなか会えない今はSNSがあるからそこでたまに見てる

たまたま僕の周りがバイタリティに溢れてるのかもしれないけど、みんながみんな人生をしているような気がするんだ

やめたりはじめたり休んだり、大変そうな毎日だけど

やっと足元がほどけてきた気がする

ずっと固まってたんだ、あの高校から出られなかった

やっとみんなを1人ずつ見ることができて、それがとても愛おしいんだ

幸せになってね、と心から思えるんだ

たぶんもう僕には分からない交友関係があって環境があって世界があって、君たちはみんなひとりひとりなんだって、上から目線だけれどそう思うよ

色々変わってしまったかもしれないけど、みんな私の友達だったんだ これからも

幸せになってね