10月11日にマシュマロをくれた方
お返事が遅れてすみません。
マシュマロを複数のアカウントで持っているのですが、赤ちゃんアカウントでログインしておらず、メールからの通知で気付きました。
切羽詰まってるな、という印象を文章から受けたので、反射の言葉じゃなくちゃんと答えたいなと思いました!
私は抗不安薬と抗うつ剤を7年間ぐらい365日朝晩に飲み続けているのですが、薬についてはそこまで考えたことなかったです。
心が『平穏』に保たれているから考えられないのかもしれないです…
飲まない人に向けて説明すると、抗不安薬は、飲むと、ぼわっとするんですよね。寒い日にホワホワのジャケットを羽織ると肌の表面が外気から守られて暖かい薄い膜ができると思うんですが、それが思考にかぶさる感じです。思考や五感が鈍磨になって、夜にお布団に入って電気の音を聞きながら微睡んでいる時みたいな、そういう精神状態に持ってかれます。漫画だったら頭からポヤ〜という記号が出てるような、そんな感じです。怖いですよね
抗うつ剤については、個人的に効果を感じていない(そこまで鬱状態じゃないということかも)ので、特筆しないです
これはよく議論されているような気がしますが、精神系の薬によって心の形が変えられてしまうと、自分の輪郭が曖昧になります。それがこわい。
薬によって思考を塞がれて、上を向かされる
自分の中身をパステルカラーにされる
ワーッてなりますが、やりすぎ都市伝説の関さんは身体の中にマイクロチップを2つ入れているので、今の時代これぐらい普通なのかもしれません。
自分自身が薬を飲んでいることについてどう思うか、ということなら、言葉を恐れずに言えば恥ずかしいです。(私に私が思うことであって、他の人が飲んでいることには特になにも思わないです)。劣等感を感じる、ということとはまた少し違うので、説明します。
ZOCやあのちゃんなどの影響によって、主にミスID界隈を中心に、病んでいることがカッコいいという風潮が出来上がっていますが、絶対にそんなことはなく、心身健康に働いているほうがカッコいいです。Twitterのbioに飲んでいる薬を列挙して、毒親・ブロン・病んだ、みたいな語彙を多用する女の子はキモいです(可愛いけど)
そういう女の子たちと共通する気持ちが少なからずあるというだけで、自分のことが普通に恥ずかしいし、嫌だな〜と思います。
泣きながら思っているわけではなくて、俯瞰しながら、私って恥ずかしいなあと思っています。
骨折した人が杖を使うように精神を病んだ人も薬を飲むのは普通!みたいな月並みな言葉があるけれど、骨折じゃないし…
弱いわけじゃないよ、とか、責任感が強いだけだよ、とか言われても、別にそんなことないだろ!と思う
多分、骨折とか風邪が隕石にぶつかるような罹患なのに対して、精神の病というのは個々人のパーソナリティから溢れ出してくる内なる病なので、病を以って自分自身を決定づけられてしまうような、そんな怖さとか気恥ずかしさがあるのだと思います。
薬についても同様で、風邪薬や胃薬と違って、精神薬自体が自分自身を説明するアイデンティティの一部とみなされやすいので、それが最悪です。
現実的なことを言えば、
薬を飲んでたら献血できないし(そもそも献血できる条件に該当しないので出来ないですが)
脱毛もできないし、妊娠もリスクがあるし、他の病院に行くたびに申告しなければいけないし、不便ではあります。
マイナスなことばかり書きましたが、7年間も飲んでいるのでこれからも減らすか増やすかを繰り返して細々と飲むんだと思います。今は減薬中で、一時期の1/6まで減っているので、このまま飲まなくなるといいなと思います。
これが答えになっているか自信がないですが、質問をくださってありがとうございました。
自分のことばかり話してしまってすみません。
私は薬に対して否定的でも肯定的でもないですが、必要な時に必要なものを飲むことは大切だと思います。落ち着いたら少しずつ減らせば良いと思います。そのスパンが5年でも10年でも
あなたさまが心安らかに過ごせますように。